はじめに:この記事でわかること
Fusion 360は、個人ユーザーからプロの設計者まで幅広く利用されている3D CADソフトです。しかし「無料でどこまで使えるの?」「有料プランにする必要はあるの?」という疑問を持つ方は多いはず。本記事では、無料版と有料版の違いと、それぞれの使い方に合ったプラン選びを解説します。
無料版と有料版の違い(機能・使用制限)
Fusion 360には、以下の3つの主なプランがあります。
プラン | 価格(参考) | 主な対象 | 主な制限項目 |
---|---|---|---|
無料(個人) | 無料 | 趣味・非商用 | 商用不可、ジェネレーティブ不可など |
教育版 | 無料 | 学生・教育機関 | 教育目的に限定、認証必要 |
有料(商用) | 約7,000円/月 | ビジネス利用 | 機能制限なし |
主な違い
- 商用利用の可否:無料版は商用利用不可。有料版は可。
- ジェネレーティブデザイン機能:無料版では非対応。
- クラウドコラボレーション機能:一部制限あり。
- サポート対応:有料版は優先サポートあり。
利用シーン別のおすすめ(趣味/教育/仕事)
- 趣味・個人DIY → 無料版で十分。簡単な家具や3Dプリント用のモデリングに対応。
- 教育用途(学生・講師) → 教育版を申請。学校教材や授業で使える。
- 副業や業務利用 → 有料版が必須。データ管理、商用利用、全機能活用に対応。
有料プランの価格と導入方法
有料版の料金プラン(2025年4月時点)
- 月額:7,000円前後(税込)
- 年額:70,000円前後(税込)
導入は以下の手順で簡単に行えます:
- Autodesk公式サイトにアクセス
- アカウント作成(Autodesk ID)
- プランを選んで支払い手続き
- ダウンロード&インストール
実際に使って感じたメリット・デメリット
無料版のメリット
- 気軽に始められる
- 基本機能で十分にモデリングができる
- 個人の試作や学習用途には最適
無料版のデメリット
- 商用NGなので副業に不向き
- 機能に制限あり(ジェネレーティブ、CAMなど)
- サポートが受けられない
有料版のメリット
- 商用利用OKで案件対応可
- フル機能で業務に活かせる
- サポート付きで安心
有料版のデメリット
- 費用がかかる(月/年払い)
- 本格的な設計をしない人には過剰機能かも
よくある質問(FAQ)
Q1. 商用利用とはどこまでを指すの?
→ モデリングしたデータを使って、販売・納品・請負業務に使うこと全般が「商用利用」にあたります。
Q2. 無料版でどれくらいまでできるの?
→ 家具設計、3Dプリンタ用のモデリング、簡単なアセンブリまでは十分対応可能です。
Q3. 無料版から有料版への切り替えは可能?
→ 可能です。Autodeskアカウントからプランを変更できます。
【PR】Fusion 360の有料プランはこちらから
商用利用や業務で本格的にFusion 360を使うなら、有料プランの導入がおすすめです。CADに必要な全機能が解放され、業務効率も大幅にアップします。
コメント