【2D CAD & 3D CAD】 DXとの関係 最近の効率的な設計製造調達

3D CAD, 設計ソフト

転職して生産技術で3D CAD(Autodesk Fusion360)を使い始めて(最初かなり億劫でした)3年間、今では2D CADには戻れない程3D CADの使い勝手の良さを感じています。3Dを使い続けようと思ったキッカケがMISUMIのmeviyという部品調達のDXサービスです。3D CADソフトウエアを使い続けて分かったこと、DXサービスを使って分かったことをまとめます。

イメージしやすい3Dモデルから分かること

複雑な形状でも誰でも機械に携わっていない方でも分かるため、その3Dモデルを囲ってみんなで意見を言える/アイディアを出し合える/気づける雰囲気に自然となります。頭の中でのモデルはみんな同じ、同じ認識になってから議論ができるのはSDGsの「8 働きがいも 経済成長も」「4 質の高い教育をみんなに」につながります。

2Dと3Dは結局併用している現実。今はまだ・・・

2D CADを普段使いしていた頃、私は以下のことを思いますし今でも思うことがあります。

  ①2Dの方が細かな指示を記載できる。
  ②板厚や孔の寸法を少し変えたいときは線をずらすだけなら2Dの方が。
  ③消防の申請など公共的に使用する際は結局2D。

3D CADソフトウェアの機能中には十中八九2D CAD機能が搭載されています。というのはモノを製作するには寸法指示された図面が必要になったり、上の項目③のように公共的な図面は未だ2Dのままです。しかし、3D CADから2D CADへの生成は自動でできるので工数は微々たるものです。修正に関しても2Dで線を修正するより、3Dで修正した方が他部品との干渉などを自動で検知してくれるため、むしろメリットでしかありません。

注目すべきは最近の3Dサービス

3D CADソフトウエアを使い続けたいと思えるサービスが出てきたので紹介します。どちらも設計モデルがあれば部品調達における短納期を目指すことができます。

MISUMIのmeviy(メヴィー)

機械部品の見積もりを1分で完了するサービスだけではなく、3D CADデータをアップロードすることで3Dモデルをベースに寸法指示が自動的に生成、加えて公差や表面処理などの指示も瞬時に行えます。このサービスを使って以下のことが分かりました。「実際の設計でサービスを利用してみた」のような記事は後日投稿しようと思います。
  ✔ 部品見積が最短で1分で完了する
  ✔ 普段取引している業者と価格が変わらないが、納期が短い
  ✔ 品質が安定
  ✔ 2Dを作図する必要がない

キャディ株式会社

製造業向けのオンデマンド製造サービスです。同社が提供する製造技術やグローバルなネットワークを活用し、顧客が必要とする部品や製品を短時間で製造し、納品することが可能です。

CADDi MANUFACTURINGの主な特徴は以下の通りです。

  1. 多種多様な製造技術の提供:CNC加工、3Dプリンティング、レーザーカッティング、射出成形など、様々な製造技術を提供しています。顧客のニーズに応じて最適な技術を選択し、高品質な部品や製品を製造することができます。
  2. 短納期の実現:オンデマンド製造サービスを提供することで、短納期の実現を可能にします。顧客が注文した部品や製品は、最短で翌日には納品されることがあります。
  3. グローバルなネットワークの活用:グローバルなネットワークを活用して、海外でも製造を行っています。顧客の国内外における製造ニーズに対応することができます。
  4. 安心の品質管理:CADDi MANUFACTURINGは、高い品質管理体制を整備しています。ISO 9001やISO 14001の認証を取得し、顧客からの信頼を得ています。

ただ、少量注文には向かないようで優先している取引は量産品のようです。

まとめ

今現在、2Dと3Dは併用し続けることが効率的な設計製造システムにつながると思います。ただ、実際に3D CADソフトウエアやDXサービスを使ってみないと/使っているところを見ないと分からない、ことも分かります。実際に使っているところを別記事で画像&動画などで紹介しようと思いますので今しばらくお待ちください。3D CADをまずは使ってみたい方はダウンロード/購入をご検討ください。Autodesk Inventor や Fusion 360で無償体験版を1ヶ月間トライすることができます。

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