【レビュー】EdrawMax使ってみた – P&ID

3D CAD, 設計ソフト

P&IDのようなフロー図の作図に特化したソフトEdrawMaxについてレビューします。

EdrawMaxとは

Wondeshare社が販売しているソフト。2011年設立。動画編集ソフト&アプリ「Filmora」で有名。PDF編集ソフトや動画圧縮・動画&音声変換のWEBツールなども手がけています。

EdrawMaxの特長

P&IDに関しては、他のメーカーにはないような情報も記載されています。具体的にはP&IDの意味や使用事例、記号について詳しく載っています。直感的な操作と多種多様なテンプレート、1000以上の記号一覧、プルダウンメニューで記号の外観を簡単編集、図形ごとに設定された接続ポイントに自動でガイドされます。編集画面はWordやExcelのような画面となっておりEdrawMax未経験でもすぐに描き始められます。表計算ソフトと比べて半分以下の時間で作図することができた、という事例もあります。

加えてクラウドベースのコラボレーション機能で複数のユーザーがリアルタイムでP&IDを動作させることができます。各OS、Windows、Mac、Linuxにも対応しています。

表計算ソフトと比べて半分以下の作図時間で済む

理由その①・・・数多くのテンプレートが用意されている

理由その②・・・バルブや計器、設備の記号がすでに用意されている

欲しい記号を検索してドラッグ&ドロップ

理由その③・・・コネクタの自動ガイドと重なりの自動回避

←コネクタ先端を図形に近づけると青色点が表示されガイドしてくれる。

↓コネクタの重なりを自動検知して回避のマークにしてくれる。

理由その④・・・図形のグループ化と移動時のコネクタ追従

理由その⑤・・・フォント編集も汎用ソフトと同様な使い方

EdrawMaxからの他拡張子出力

Microsoftのソフト、PDF編集ソフトは可能です。ただし無償版の場合、PDFへの出力は透かしアリの状態でです。CAD(DWGやDXFなど)への直接出力はできません。

EdrawMax↔CAD(dwg, dxf)の変換が可能か

結論から言うと”できません”。ただし、EdrawMaxからPDFに出力してAutoCADで“PDF読み込み“すれば変換することができ、編集も可能になります。

設備メーカーとしては既存のソフトを使用してP&IDを設計作図します。既存のソフトとはAutoCAD,IJ CADのようなCADソフトです。工場側としてはCADソフトも良いですがもっと使い勝手の良い汎用ソフトExcelやその他もっと操作性の良いソフト(EdrawやLucidchart)を使用することがあります。

プランと価格

  • 1年間プラン 9,800円税込み(自動更新)
  • 永久ライセンス・プレミアム 25,800円税込み

どちらのプランも

  • 1アカウントで3台のデバイス利用可能
  • 技術サポート付き
  • Windows, Mac, Linuxのいずれでも利用可能
  • Web版でも利用可能
  • 100%安全・安心|マルウェアなし、広告なし
  • すべてのテンプレートが無料で利用可能
  • 30日間の返金保証付き
  • クラウド容量1GB

他にもwondershare社のソフトを2つ買うと1つ無料というセットも販売されていますし、ときどきキャンペーンも開催されていることもあります。

まとめ

まったくの初心者でもすぐにプロ並みに作図することができます。P&IDに限らずフローチャートや組織図、ガントチャート、ネットワーク構成図、機械製図など280種類以上の専門的な図面を作図できるグラフィックドローソフトウェアとなっています。ExcelやPowerPointで苦労していた作図も半分以下の時間に短縮できる効率化ツールです。

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