【標準化】片持ち梁ブラケット(CADデータ付)

足場/配管ブラケット簡易設計/選定シート 実践から学ぶ機械設計

設計者によってブラケットに使用する鋼材や取付寸法などが異なることが常かと思います。この荷重や使用雰囲気にはこのブラケットでこの図面を使用する、ということが決まっていれば材質選定や強度計算、作図の手間を一気に省くことができます。さらには、設計するブラケットの種類数が少ないほど鋼材手配する資材部門や加工部門の手間も一気に省くこともでき、コストダウンにもつながります。そんな効率的な業務ができるように、ブラケットの耐荷重、ブラケット長さ、安全率、材質をベースに標準化してみました。

以下、その事例を紹介するとともに標準化したブラケット仕様一覧とCADデータ(3D CAD)をダウンロードできる環境を整えましたのでご活用ください。

標準化した安全率3のブラケット例

片持ち梁、補強材なし、SUS304、安全率3(静荷重)、荷重点がブラケット取付面から1m以内の条件で荷重1, 5, 10, 20, 30, 50, 75, 100kgに耐えられるブラケット一覧を作成しました。

使用する鋼材を流通性のあるモノに限定し、かつ鋼材によってブラケット取付寸法を統一したことで、ブラケットの種類は以下の6種類とすることができます。

取付寸法はその荷重に耐えうる最小値となりますので、記載寸法よりも値が大きければ強度もアップします。(ℓ1, ℓ2)

標準化した安全率5のブラケット例

同様に片持ち梁、補強材なし、SUS304、安全率5(繰返し荷重)、荷重点がブラケット取付面から1m以内の条件で荷重1, 5, 10, 20, 30, 50, 75, 100kgに耐えられるブラケット一覧を作成しました。

安全率5にしたとしても安全率3のブラケットと兼用できるものも多く、新たに設計することなく設計や製作の時短につなげることができます。例えば、アングル50×50×5tの場合、安全率3のブラケットでは30kgの荷重に耐えて、安全率5のブラケットでは20kgの荷重に耐えることができるため、同じ寸法の鋼材50×50×5tブラケット、同じブラケット取付寸法のものを使用することができるため時短設計および時短製作につながります。

標準化した長いブラケット例

前述した長さ1mよりも長い、2m長さのブラケットを標準化してみました。同じ種類の鋼材で同じ取付寸法で構成していますので、種類数はとても少なくしています。

ダウンロードはこちらから

以下のボタンをクリックするとダウンロードできるページが開きます。
無料でお試しいただけますが、一部有料となっています。まずは無料のTRIALからお試しいただければと思います。

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