製作図面に記載する表面粗さの記号Ra〇〇の簡易決定方法を紹介します。搬送用ロールおよびブラケットの設計を例に表面粗さの目安を一覧化しました。
設計対象(例)
事例一覧表
表は目安となります。厳密な取り決めや各社のルール、設計者のこだわりなどあると思います。
注意点
機械加工であれば大体同じ表面粗さ精度の再現性がありますが、サンドペーパーやバフ研磨の仕様に記載される#400などの番手については「この番手を使えば必ずRa○○になる」わけではありません。厳密な表面粗さを保証したいとなれば、仕上げを施したあとに表面粗さ計で確認することをお勧めします。表面粗さ計の中でもオススメなのが操作性&汎用性の良いミツトヨ製です。
表面粗さ標本(サンプル)
実際、Ra6.3などの数値がどの程度の表面粗さか触って見て確認したい場合、下記セットをオススメします。加工方法によっても表面粗さの質が異なることを確認できる商品です。
参考情報
材料に防錆や耐摩耗性、外観に付加価値を付けたい場合は表面処理もアリです。表面処理の種類について、機械的性質やコストもあわせて一覧表にしました。参考までに。
まとめ
一例+αでの説明でしたがいかがだったでしょうか。ブラケットの簡易設計シリーズをお届けしておりますのでそちらもチェックすると設計効率が上がるかもしれません。強度計算シートもご用意しておりますのでお役に立てればと思います。
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