【計算方法】ポンプ揚程(圧力損失)

実践から学ぶ機械設計

揚程計算の式について紹介します。(Excel計算シート準備できました。)
式や説明を簡素化するために次の条件とします。
 ☑バルブについては考慮しない・・・種類が多いため
 ☑ポンプ吸込み側は考慮しない・・・吐出側と同様の計算式になるため
これらを考慮した計算方法は次の記事で紹介しています。NPSHの確認方法も紹介しています。

計算に必要なパラメータ

  • 流体仕様(流量、粘度など)
  • 吐出側機械的条件(配管長さ、実揚程、バルブ数量、エルボ数量、装置必要圧力など)

主に上記2点ですが
将来的な改造や移設などを見据えて少し余裕を持たせた揚程にするのが良いと思います。

計算式

バルブがなければ下図&下式のように簡単になり理解しやすくなります。
コールブルック・ホワイトの式での算出ではトライ&エラーによる計算になるため手計算ではなくExcelシートのゴールシーク機能をオススメします。
ゴールシーク機能についてはよく分からない方やExcel計算シートを作成する手間を省きたい&計算をラクにしたい方向けは下にスクロールしてください。Excel計算シートをダウンロードできます。

Excel 計算シート

↑クリックすると計算シートをダウンロードできるページが開きます。思いのほか、ダウンロード数が増えてきたので吸込み側(圧力損失+正味吸込ヘッドNPSH)、流体種類、バルブ種類も考慮したExcelシートも作成しました。一部有料となります。

↓配管圧力損失だけを求めたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
 配管圧損だけが求められるExcelシートも準備しました。

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