【計算方法】ロール(回転体)の残量不釣り合い

しんめ倉庫

バランス等級やロール質量、回転数、外径によって不釣り合い量は変化します。計算事例やバランス修正、バランス等級の良いロールの製作ノウハウもあわせて紹介します。計算は、いたってシンプルです。

残量不釣り合い量の計算式

バランス等級の決め方

企業の経験則から基づくルールがない限り以下の表から決定しましょう。
表が見にくいようでしたら、Excelの計算シートにも記載がありますので、お手数ですがそちらのファイルをダウンロードください。

計算事例

左条件のロール外径位置における不釣り合い量m(g)を計算します。計算式に必要値を代入して算出します。

結果、不釣り合い量は 225.4g となります。

バランス修正方法

以上の結果から、バランサーで測定した値に「残量不釣り合い量」以下になるように
  ✔ ロール端面に孔を空けたり
  ✔ ロール端面に穴があれば鉛を取り付けたりします。

精密ロール(バランス等級の良い回転体にするには

主に方法は3つ挙げれらます。

  ① 鋳物を使わず鉄鋼のような材料生成時に生じる巣のない材料にする
  ② 旋盤や研磨機でロール内外径を加工して肉厚を均一にする
  ③ (直接的ではありませんが)軸受を精密なモノを使用する

計算シートのダウンロードはこちらから(無料)

計算に必要な関数、計算式、計算事例およびバランス等級一覧表が記載されています。

ほかに欲しいExcelの計算シートがございましたら【10秒アンケート】に答えていただけると幸いです。回答内容を反映して順次、環境を整えようかと思っています。

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